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パ・リーグ6球団が集結『パ・リーグ スポーツ転職フェア2026 夏 by doda』開催レポート&求人特集

2026年6月20日開催│パ・リーグ スポーツ転職フェア2026 夏 by doda

「スポーツ業界で、はたらく」——そのリアルを、ここまで近くで感じられる場はほかにない。

2026年6月20日、東京・日本橋で開催された「パ・リーグ スポーツ転職フェア2026 夏 by doda」。
パ・リーグ6球団とパシフィックリーグマーケティング株式会社(PLM)が一堂に会し、プロ野球界への転職に関心を寄せる多くの来場者が集まった。

本記事では、当日の熱量、企業ブースで語られた内容、人事の本音から見えてきた「スポーツ業界で、はたらく」というキャリア選択の実像をレポートする。

Index

    出展・募集企業

    会場は熱気に包まれる

    東京・日本橋の会場には、開場前から多くの参加者が集まっていた。

    まず行われたのはガイダンスと採用担当者座談会だ。各企業の採用担当者が登壇し、募集ポジションや求める人物像、選考で重視するポイントなどを紹介。参加者は熱心にメモを取りながら耳を傾けていた。

    その後、企業説明会がスタート。参加者は足早に各ブースへ向かい、資料や映像を見ながら担当者に次々と質問を投げかける。会場には性別問わず多くの参加者が訪れ、スポーツビジネスへの関心の広がりがうかがえた。

    実際のブースでは、「ジョブローテーションはあるのか」「前職経験はどのように活かせるのか」「オフシーズンはどのような働き方になるのか」といった具体的な質問が飛び交った。

    採用担当者との距離の近さは、本イベントならではだ。参加者は仕事内容だけでなく、現場で働く人の考え方や組織の雰囲気についても理解を深めていた。

    会場を埋める来場者の数が、スポーツビジネスへの関心の広がりを示していた[写真]中野賢太

    本イベントは、同内容のプログラムを2部構成で開催。段階的に理解を深められる構成が特徴だ

    10兆円市場へ急成長、変化するスポーツ業界

    イベント冒頭のガイダンスでは、出展企業の紹介に加え、スポーツ業界を取り巻く環境やスポーツビジネスに携わる意義について説明が行われた。その背景にあるのが、スポーツ業界そのものの成長だ。

    開会あいさつでは、パシフィックリーグマーケティング株式会社(PLM)代表取締役CEOの成田健太郎氏が登壇。「スポーツ産業はまだ完成されたものではなく、成長過程にある」と語り、スポーツビジネスを支える人材への期待を寄せた。コロナ禍以降では初となる対面開催にも触れ、「スポーツの仕事に携わりたいという方が、これだけ集まってくれたことを大変うれしく感じている」と参加者を歓迎した。

    成田氏によれば、国内のスポーツ産業は2010年頃には約5兆円規模とされていたが、現在は10兆円を超える規模に成長しているという。プロ野球に加え、JリーグやBリーグ、リーグワンなど各競技のプロ化が進み、スポーツを取り巻くビジネス領域は大きく拡大している。
    こうした成長に伴い、スポーツ業界の仕事も多様化。従来のイメージにはない職種や働き方も生まれ、異業種で培った経験を活かせる領域も増えている。

    開会あいさつを行う、パシフィックリーグマーケティング株式会社(PLM)代表取締役CEOの成田健太郎氏[写真]中野賢太

    業界の“本音”から見えた、活躍する人材の共通点

    座談会では、各企業の採用担当者から共通する人物像が語られた。

    主体性は前提条件

    指示を待つのではなく、自分で考え行動する。この姿勢はすべての企業で共通して求められていた。株式会社楽天野球団は「自らコミュニケーションを取りに行く姿勢」、株式会社西武ライオンズは「主体的に仕事を動かす力」、PLMは「自ら情報を取りに行き企画へ落とし込む力」に言及。表現こそ異なるものの、“自ら動くこと”が活躍の前提条件である点は共通していた。

    「好き」を価値に変えられるか

    座談会では、「野球が好きだから」だけではなく、「なぜその球団なのか」「自身の経験をどう活かせるのか」まで語れることの重要性についても触れられた。スポーツビジネスへの関心や熱意に加え、これまで培ったスキルや経験を仕事にどう活かせるのかを具体的に語れる人が、長期的に活躍できる人材として評価される傾向にある。

    複数球団の採用担当者が横並びで語ることで、「共通する評価の視点」が浮き彫りに[写真]中野賢太

    スポーツビジネスの“リアル”が明らかに

    座談会後に開催された企業説明会では、20分ごとに説明と質疑応答が行われ、参加者は複数の企業を回りながら理解を深めていく。

    各ブースでは、球場を核とした街づくりやグッズ開発の裏側など、球団ごとに異なる事業戦略が紹介された。担当者が語る内容から見えてきたのは、「試合を運営する」だけではない、スポーツビジネスの“リアル”。

    実際にブースでは、グッズやイベント、スポンサー施策など、ファンとの接点をどのように広げていくかが繰り返し語られていた。「プロ野球界で、はたらく」とは、試合を支えるだけでなく、その価値を多角的に生み出していくことでもある。

    例えば、株式会社西武ライオンズのブースでは、商品企画担当者から「当初は社内でも賛否が分かれた企画がヒット商品になった」というエピソードも紹介された。ファンに受け入れられるかどうかは、実際に世に出してみなければ分からない。しかし、その反応は売上やファンの声としてダイレクトに返ってくる。

    自らの仕事がどのような価値を生み出したのかを実感しやすい点も、スポーツビジネスならではといえる。

    「企画から商品化までの流れは?」といった質問も飛び交い、参加者と担当者の間で活発なコミュニケーションが行われていた[写真]中野賢太

    人事に聞いた、これからの採用の方向性とは

    ブースでは仕事内容や働き方に関する質問が相次いだが、その根底にあったのは「自分がスポーツ業界で活躍できるのか」という関心だった。そこで各社の採用担当者に、あらためて求める人物像について聞いた。

    🎤ズバリ、どんな人に来てほしいですか?

    「 常に『何のためにやるのか』という目的意識を持てる方」

    • 富永 奈央さん

      株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメント コーポレート本部 戦略統括部 人事部

      「エスコンフィールドを中心に新しい取り組みも多く、既存の枠にとらわれないプロジェクトに関われる機会があるのが、当社の特徴です。新しい挑戦が多いからこそ、目的意識をしっかり持っている方と、一緒に働きたいですね」

    「自ら動き、周囲を巻き込める方」

    • 鹿野 未来さん

      株式会社楽天野球団 コーポレート本部 管理部 人事グループ マネージャー

       「出身業界や経歴よりも、主体的に関わろうとする姿勢を大切にしています。自らコミュニケーションを取りにいき、自分の意見やアイデアを発信できる方ほど、周囲を巻き込みながらより大きな役割を担っていけると思います」

    「主体的に仕事の幅を広げられる方」

    • 櫻木 優帆さん

      株式会社西武ライオンズ 人事部 アシスタントマネージャー

      「一人ひとりに任される領域が広いので、自分の意思で仕事を動かしていきたいという方にはすごく合うと思います。企画から運営まで関われる中で、自分で仕事の幅を広げていける方とご一緒したいですね」

    「“一緒に仕事がしたい”と思われる方」

    • 町 直也さん

      株式会社千葉ロッテマリーンズ 経営管理本部 管理部 人事労務グループ グループ長

      「求められるのはスキルだけではありません。自分で考えて行動し、『この人と一緒に仕事がしたい』と多くのステークホルダーから思ってもらえるかどうかが、とても大切だと感じています」

    「人への興味から関係を築ける方」

    • 石井 淳さん

      オリックス野球クラブ株式会社 管理本部 総務部 総務グループ 課長

      「人に興味を持って、相手を知ろうとするところからすべてが始まると思っています。その関わりを積み重ねていく中で仕事も広がっていくので、そういう関係性づくりを大切にできる方にぜひチャレンジしてほしいですね」

    「変化の中で、自分の軸を持って行動できる方」

    • 笠 美由紀さん

      福岡ソフトバンクホークス株式会社 総務人事本部 人事部 部長

      「変化が当たり前の環境なので、その変化をどう捉え、どう関わっていくのかを自分なりに考え続けられる方に来ていただきたいです。『何ができるか』だけでなく、『どうしていきたいか』という軸を持っている方だと、活躍の場も広がっていくと思います」

    「球団と企業をつなぎ、価値を生み出せる方」

    • 藤井 頼子さん

      パシフィックリーグマーケティング株式会社 パートナーシップ営業部 キャリア開発グループ マネージャー

      「私たちは、企業と球団の間に立って、複数の関係者と関わりながらプロジェクトを進めています。多くの人と協力しながら新しい価値を生み出すことに面白さを感じられる方と、一緒に働ける日を楽しみにしています」

    「プロ野球界で、はたらく」 その第一歩を踏み出す場

    「パ・リーグ スポーツ転職フェア」は、企業と求職者の距離を縮め、相互理解を深める場として機能していた。

    採用担当者や現場社員と直接会話できるだけでなく、企業ごとの事業内容や働き方、求められる人物像を比較しながら知ることができるのも、本イベントならではの魅力だ。
    実際に会場では、説明終了後も担当者のもとへ足を運び、追加で質問を重ねる参加者の姿が数多く見られた。

    求人票や採用サイトだけでは見えない仕事のリアルや、スポーツ業界で働く人たちの熱量に触れられることは、キャリアを考える上で大きなヒントになるはずだ。
    「スポーツ業界で、はたらく」という選択を現実のものとして捉える——本イベントは、その第一歩を踏み出すための機会となったといえるだろう。

    次にこの会場にいるのは、あなたかもしれない。

    interview & text:藤波篤司/dodaSPORTS編集部
    photo:中野賢太

    ※人物の所属および掲載内容は取材当時のものです。

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