みつけてもらおう、自分の活かし方。他人に目標をたててもらうワークショップ『HR WORKSHOP supported by タニモク・HiPro by doda』│パ・リーグ球団 仕事図鑑2025
パ・リーグ6球団合同 人事交流会
パ・リーグ各球団の人事・採用担当の皆さんにお集まりいただいて、『パ・リーグ6球団合同 人事交流会』を開催しました。パーソルキャリアが提供する、他人に目標をたててもらうワークショップ「タニモク」の体験や、プロフェッショナル人材の総合支援サービス 「HiPro」の紹介など、球団の枠を超え、さまざまな意見交換や交流が行われた当日の様子をお届けします。
Index
📍自分の状況を簡単に説明 (約5min.)
まずは各々、今の状況を紙に描き、簡単な自己紹介として、経歴、自分が注力していることなどを口頭で説明。短く簡潔に行うのがポイント!
📍質疑応答 (約8min.)
STEP1を聞いた他の人は、自分が興味の湧いた点について自由に質問をしましょう。この質疑応答で、本人以外の独自観点での切り口が出てきます。
📍他の人が本人の『1年の目標』を考える (約5min.)
本人の情報を聞いた他の人は、その本人の目標を自由に考え、A4の紙1枚に表現します。当人になりきり、目標をつくることがポイントです。
📍本人へプレゼンテーションする (約12分)
いよいよ、他の人たちが本人の立場になって、自身が考えた目標の内容をプレゼン。それに対して本人は自由に質問を行い、「なぜその目標にしたのか」を深掘りするやりとりが、今回のコア部分でありクライマックス!!
STEP1〜STEP4の方法で1人目の目標設定が終わったら、次の2人目の目標設定を同様の手順で行います。「タニモク」で提示された目標は、ワークショップ終了後、各自で内容を詳細化し、具体的なアクションを決め、「タニモク」をした同士で、LINE等で日々のアクションについてフィードバックしあうと、より目標達成に近づけます。
🎯パ・リーグ各球団参加者の目標
古川 拓実さん
株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメント
管理統轄本部 管理統括部 総務人事部 人事企画グループ
すごく不思議な感覚でした。人の目標について話しているうちに「いや、まずは自分がそれをやるべきだろ」と意識が高まったんです。具体的には会社横断。僕は社会教育をやりたいのですが情報収集で満足せず、会社の枠を越えてアウトプットしようと決意しました。球団でも新卒向けの研修に「タニモク」を取り入れてみようと思います。
鹿野 未来さん
株式会社楽天野球団 コーポレート本部 管理部 人事グループ マネージャー
人に説明するうちに「自分ってこう考えていたんだ」と気づき、すごく自己理解が深まりました。例えば成長できていないときにモチベーションが下がると分かったんです。プライベートでも仕事でもそうなのですが、常に走っていたいタイプなのだと思います。これからは人事以外の知識やスキルを積極的に身につけていきたいです。
櫻木 優帆さん
株式会社⻄武ライオンズ 経営企画部 企画グループ 兼 HRグループ アシスタントマネージャー
「タニモク」、すごく印象に残りました。潜在的に思っていることが文字としてアウトプットされたからです。自分が納得できる目標を立てるのにすごく良い手法ですね。私は現在、球団でプレイヤーとマネージャーの中間的役割を担っており、後輩を育てられていないというモヤモヤがあります。今後はマネジメントにも力を入れたいです。
町 直也さん
株式会社千葉ロッテマリーンズ 経営管理本部 管理部 人事労務グループ
僕が「タニモク」で気づかされたのは「もっと立ち止まって戦略家になるべき」ということ。参加者が僕になりきり「業務に追われすぎず、長期的な視野で取り組むとさらにモチベーションが上がる」と分析してくれたんです。ぼんやり感じていた課題意識を言語化してもらえた。2児のパパとして家庭と仕事の両立も頑張ろうと思いました。
田岡 佑香さん
オリックス野球クラブ株式会社 総務部 総務グループ
もともと私はイベント担当で球団に入り、第一子出産後にグッズ担当を経験。第二子出産後に総務部で採用担当になりました。つまり人事に関して初心者です。ただ、人事畑の長い参加者が「田岡さんは細かい仕事が得意。そういう人がいるとすごく助かる」と言ってくれたんです。「タニモク」を通して自分の長所に気づき、自信を得られました。
笠 美由紀(りゅう みゆき)さん
福岡ソフトバンクホークス株式会社 総務人事本部 人事部 部長
参加者から聞かれて印象的だったのは「どうして仕事のモチベーションが下がらないんですか?」という質問。改めて考えると、ライブや演劇などの存在は、仕事のモチベーションにも影響を与えているなと。他者の目線に立つと新しい発見があることが分かったので、「タニモク」を採用選考のワークに取り入れてみるのもおもしろいかなと思いました。
それぞれの専門スキルを活かしてはたらこう!
~幅広い分野のプロ人材が揃う『HiPro』って知ってる?~
HiPro(ハイプロ)とは、課題を抱えている企業と、スキルや経験をもつ副業・フリーランス人材をつなぐプロ人材の総合支援サービスです。例えば、ある会社がテスト的に小さなプロジェクトを立ち上げたとしましょう。やりたいことは決まったものの、社内リソースが不足していてどのように実現するか構想を描けていない、そんなときこそHiProの出番です。HiProにはさまざまな企業で経験・スキルを磨いた各領域の専門家が多数登録しており、そういったプロ人材を必要な期間に応じて活用できます。中長期の期間で契約する伴走型の支援だけでなく、最短1時間からの相談も可能です。
近年、さまざまな企業でプロ人材を活用するニーズが高まっており、おかげさまでHiPro にはエンジニアからマーケティング、コンサル、顧問人材など幅広いプロ人材から登録をいただき、8.8万人を超えました。(2024年12月現在)。企業に勤めながら活動を希望するプロ人材も多く、「地方副業」や「自治体への貢献」など新たなはたらき方の機会の提供にもつながっています。今後さらに活用いただく機会を増やし、プロ野球球団をはじめそれ以外のプロスポーツチームにも広くサポートしていければと考えています。
photo : 吉森慎之介
text : 木崎伸也
※人物の所属および掲載内容は取材当時のものです。










