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マリーンズなら地域の企業と人々をつなげられるかもしれないと思った│パ・リーグ球団 仕事図鑑2025 – 転職“同期”対談

佐口 創一さん 榎本 花菜子さん

株式会社千葉ロッテマリーンズ

Index

    「マリーンズなら地域の企業と人々を
    つなげられるかもしれないと思った」

    佐口 創一さん(写真左)

    株式会社千葉ロッテマリーンズ
    BtoC本部コンシューマビジネス部 チケットグループ

    前職:人材サービス

    「野球に詳しくなくても大丈夫
    和気あいあいとした社風も魅力です」

    榎本 花菜子さん(写真右)

    株式会社千葉ロッテマリーンズ
    マーケティング戦略本部 戦略企画部 調査・分析グループ

    前職:IT・インターネット業界

    みんなで常勝軍団をつくる

    ———現在の仕事について教えてください。

    佐口 僕はチケットグループ所属で、法人向けシーズンシートの営業を主に担当しています。ご興味をお持ちいただいた企業さまにお話をするのですが、千葉県内の企業さまがメインで、遠いエリアだと銚子まで足を運ぶこともあります。

    榎本 私は企画グループ所属で、データ分析を中心にやっています。例えばオンラインのチケット購入データからどういった年代、地域の方が増えているのかといったことを分析します。それらの情報をチケット、グッズ、飲食などの各部署にフィードバックするという役割を担っています。

    佐口 ものすごくロジカルな仕事をされているのですね! 実は榎本さんと僕はほぼ初対面でして。共に2024年に中途入社したのですが、事務所が球場内と球場横の建物に分かれているのであまり顔を合わさないですよね。

    榎本 そうなんですよ。だから対談できてうれしいです。私たちはいろいろなデータを扱っているので、チケット営業に関して佐口さんとコラボできるかもしれないと思いました。

    佐口 ぜひ、やりましょう!

    榎本 シーズンシートを購入いただいたお客さまが、どんな動機で買われているか、何を期待しているかといった内容をアンケートできるといいのかもと思いました。まあ、仕事の話はまたあとで個別にしましょう(笑)。

    ———異なる仕事をされている2人ですが、これまでどんなキャリアを歩んできたのでしょうか?

    佐口 僕は千葉県の幕張育ちで、高校まで野球をやっていました。ZOZOマリンスタジアムが近いので、よくマリーンズの試合も観に来ていました。2005年に下剋上で31年ぶりに日本一になったときはパブリックビューイングで応援したのをよく覚えています。

    榎本 すみません、私は子どものときにあまり野球が好きではなくて…。岐阜県出身だったので、まわりの男の子はほとんど中日ドラゴンズファンで、家のテレビが野球に独占されているのが嫌でした…。

    佐口 仕事だけでなく、バックグラウンドも違いますね(笑)。ただ、僕もライトスタンドで応援するほど熱狂的だったわけではなく、球団職員という仕事があることすら知らなかったです。大学卒業後は大手アルバイト求人サイトを手がける人材サービス会社に就職しました。職種は営業。例えば居酒屋さんに求人広告を提案し、僕が広告を書き、効果測定まで一気通貫でやっていました。計10年間、この会社ではたらきました。

    榎本 広告効果の分析までやっていたとはすごい。ようやく共通点が出てきましたね(笑)。私は筑波大学の知識情報・図書館学類に進学し、データベースなどについて学びました。その知識を活かして電子書籍配信サービスを手がける会社に就職し、ユーザーの行動分析などをやっていました。約5年間勤めました。

    佐口 創一さん│株式会社千葉ロッテマリーンズ BtoC本部コンシューマビジネス部 チケットグループ

    地域と人をつなげられる魅力

    ———2人は上場企業、もしくは上場企業のグループ会社に勤めていたなか、なぜ転職を思い立ったのでしょうか?

    佐口 アルバイト求人は二極化しており、時給が高くて知名度が高い企業に人が集まる一方、地域の企業は人材獲得にすごく苦労しています。千葉県の企業のアルバイト募集を担当するうちに、この問題を解決したいと考えるようになりました。そんなときに偶然目にしたのがdodaのサイトに掲載されていた『doda PRESENTS: パ・リーグ球団 仕事図鑑2024』でした。球団ではたらくという選択肢を知り、「マリーンズなら地域の企業と人々をつなげられるかもしれない」と思いました。

    榎本 私が目にしたのもまさにdodaの求人でした。電子書籍ユーザーのデータ分析をするなかで、直接お客さまの顔が見える仕事がしたいと思っていたところ、dodaでまさに私が求めている業務の求人に出会ったんです。

    佐口 野球があまり好きではなかったのに抵抗はありませんでしたか?

    榎本 一度ZOZOマリンスタジアムで試合を観戦した経験があったのが大きかったです。就職してから千葉県に住んでいたのですが、コロナ禍に地域の人を招待する企画がありました。入場制限のためスタンドはがらがらでしたがすごく楽しくて。求人に応募してからは勉強がてら3、4回試合へ行きました。今ではプライベートで友達と観戦するくらいはまっています。

    榎本 花菜子さん│株式会社千葉ロッテマリーンズ マーケティング戦略本部 戦略企画部 企画グループ

    みんなを楽しませる球団文化

    ———実際にマリーンズに入っていかがですか?

    榎本 プロ野球の球団なのでもっとスポーツ経験者が多い「体育会系」の会社なのかなと想像していたのですが、思ったより普通の会社だなと。すごく和気あいあいとしていることに驚かされました。野球に詳しくなくてもまったく気にならないというか。

    佐口 榎本さんが言う通り、普通の会社と何ら変わりがないと思います。あえて前職時代との違いを言うと、新卒の募集がないので、僕と同じ30代が多い。プライベートの話をでき、仲が良い会社という印象を持っています。

    榎本 上下関係がガッチリしているわけではなく、コミュニケーションをすごく取りやすいですよね。

    ———和気あいあいとしているということですが、ほかにも社員としてはたらく立場で感じるマリーンズの特徴を教えてください。

    佐口 球団内にはさまざまな福利厚生がありますね。社員同士で活用できるものもあれば、家族や友人と過ごす時間に活用できるものもあります。    

    榎本 試合観戦ができるのはうれしいですよね。指定された試合が対象なのですが、マリーンズは福利厚生で年に数回試合観戦できる制度があります。

    佐口 この制度を利用して、チケットグループの営業チームで観戦しましたよ。会社から部署内の会食の費用が出るのもいい制度ですよね。

    榎本 私の部署でも懇親会があり、みんな参加して盛り上がりました。

    ———仲の良さが伝わってきますね。ライフワークバランスはいかがでしょうか?

    佐口 マリーンズにおけるはたらき方の最大の特徴は、フルフレックスだと思います。月ごとに労働時間が決まっており、みんな自由に出社して帰るというスタイル。前職でも似た制度はあったのですが、ほとんどの人が活用できていませんでした。ここまでフルフレックスが活用されているのは今までにない体験。子どもの保育園のお迎えのために16時に帰ってもまったく問題ありません。

    榎本 早い時間帯に仕事をやりたい日もあれば、遅めに来て夜までやりたい日もあるので、そのときに合わせて効率よくはたらけますよね。

    野球に詳しくなくても大丈夫

    ———マリーンズへの転職を考えている人にアドバイスをお願いします。転職前にどんな準備をしましたか?

    佐口 求人の要項に「理念に共感できる人」と書かれていたので、球団サイトで公開されている理念をひたすら読み込みました。
    榎本 私たちの部署はファンクラブ会員の方に事務所に来ていただき、お話を伺うインタビュー調査も担当しています。ちょうど先日、球団の理念についてインタビューしたところでした。事前に思っていたより答えが多様だったのが非常に勉強になりました。「新たなスポーツエンターテインメントの創造」に注目する方もいれば、「地域提携の強化」に共感する方もいました。英文学科を卒業した方は映像で使われていた「CHALLENGE(勝利への挑戦)、ENTHUSIASM(勝利の熱狂)、UNITY(勝利の結束)」というフレーズが印象に残っているとお話しされていました。理念がファンの方々にも浸透してきていることが伝わってきました。

    佐口 挑戦、熱狂、結束という3つの言葉、前向きですごくいいですよね。僕も大好きです。

    榎本 私自身の転職の準備としては試合に足を運ぶ以外、特別なことをしなかったのですが、あらためて強調したいのは野球に詳しくなくてもまったく問題ないということ。マリーンズではたらくことに気軽に興味を持っていただけるとうれしいです。

    interview & text:木崎伸也
    photo:吉森慎之介

    ※人物の所属および掲載内容は取材当時のものです。

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