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いつも笑いのある温かな雰囲気がオリックス・バファローズの良さだと思います│パ・リーグ球団 仕事図鑑2025 – 転職“同期”対談

鏡味 佑満子さん 北井 宏昌さん

オリックス野球クラブ株式会社

Index

    「いつも笑いのある温かな雰囲気がオリックス・バファローズの良さだと思います」

    鏡味 佑満子さん(写真左)

    オリックス野球クラブ株式会社
    事業推進部ファンクラブグループ

    前職:マスコミ業界

    「グループを横断して意見を出し合ってはたらくことができるのが、すごく楽しいです」

    北井 宏昌さん(写真右)

    オリックス野球クラブ株式会社
    事業推進部企画グループ兼チケットグループ

    前職:情報通信業界

    職場が笑いにあふれ
    気軽にチャレンジできる球団

    ———まずは現在の仕事について教えてください。

    鏡味 オリックス・バファローズの事業推進部ファンクラブグループに所属して、ファンクラブ会員獲得に向けた企画を担当しています。試合当日にファンクラブブースを運営するのも仕事の1つです。

    北井 事業推進部企画グループに所属し、ファン層拡大に向けた事業戦略やマーケティングを担当しています。2024年10月からチケットグループも兼務し、チケットに関するデータ分析や販促推進も担当しています。もともと大学院と民間企業で情報工学を研究していたので、その知識を部門を越えて活かして欲しいということだと受け止めています。

    ———2人は同じ事業推進部ですね。普段から顔を合わせていますか?

    鏡味 はい、よくみんなで食事へ行っています。ちょうどこの対談前もいっしょにランチを食べてきたところでした。

    北井 仕事でも鏡味さんとよく連携していまして、例えばファンクラブ会員獲得のために無料会員にメールで案内を出し、反応をデータで分析するといったことをしています。前職は在宅勤務中心だったので、顔を合わせて意見を出し合いながらグループを横断してはたらけるのはすごく楽しいです。

    鏡味 温かく和やかな雰囲気があるのがオリックス・バファローズの良さだと思います。入社する前は「体育会系の人が多いのかな」と想像していたんですが、実際にはたらき始めたら女性も多く、すごく賑やかな職場でした。常にどこかで笑いが起きている感じです。

    北井 静かな瞬間がほぼないですね(笑)。年齢に関係なく仲が良く、僕は入社初日に部署の人たちに懇親会をしていただきました。今日のランチはみんなで新外国人選手について語り合っていたらあっという間に時間がすぎていました。

    北井 宏昌さん│オリックス野球クラブ株式会社 事業推進部企画グループ兼チケットグループ

    研究の世界からプロ野球界へ

    ———もともとオリックス・バファローズのファンでしたか?

    北井 僕は大阪出身で、大阪近鉄バファローズ(※1)のファンでした。子どものときに観戦に行き、大阪近鉄バファローズの選手のホームランを見て「かっこいい!」と感動したのがきっかけです。熱心なファンになり、好きなことを仕事にできたらいいなと考え、高校生のときに友達に「将来球団ではたらいてみたい」と言っていたくらいです。大学に進学してからは研究に没頭していましたが、社会人4年目にその初心を思い出しました。

    鏡味 有言実行ですごい(笑)。私は愛知県出身で中日ドラゴンズのファンが多い環境で育ったんですが、私自身はほかのスポーツにハマりまして。フィギュアスケートが大好きで、浅田真央(※2)さんの大ファンだったんです。

    北井 なぜ浅田さんを好きになったんですか?

    鏡味 名古屋市にあるスケートリンクへ行ったら浅田さんが練習していて地元出身のスターに魅了されたことがきっかけです。将来アイスショーのプロデューサーになりたいと思い、大学卒業後はアイスショーを主催している新聞社に就職しました。イベントの企画運営を担当し、球団を持っている会社だったので野球関連のイベントにも携わりましたよ。自ずと野球とのつながりが強くなり、スポーツチームではたらくことに興味を持ち始めたんです。

    ———研究やスポーツイベントなど好きなことを仕事にしている中、なぜ転職への一歩を踏み出せたのでしょうか。

    鏡味 コロナ禍でイベントがストップしてしまったことが大きかったです。また、従来の業務では難しいデジタルの仕事もして幅を広げたいと考えていたんですね。新聞社を4年半で退職し、小売業界でマーケティング業務に携わっていました。そこで2年間経験を積み、スポーツチームに挑戦してみようと。オリックス・バファローズの求人に応募したところ、面接官が親しみやすい方ばかりで(笑)。面接というより漫談のような雰囲気で、「ここだ!」と思って入社を決めました。先程言ったようにすごく賑やかな球団で、直感は間違ってなかったです。

    北井 僕は大学院で「暗号理論」を研究していたんですが、新卒で就職した会社では「機械学習」という学生時代とは異なる研究をしていました。機械学習が流行り出したころで、好奇心を刺激されながら取り組んでいたんですが、技術がサービスになるまでの道のりが長く、だんだんお客さまとの距離が遠いと感じるようになりました。転職活動を始めたところオリックス・バファローズの求人を見つけ、「そういえば高校生のときに球団職員にあこがれていた」と思い出したんです。応募したらとんとん拍子に面接が進んでいきました。

    鏡味 佑満子さん│オリックス野球クラブ株式会社 事業推進部ファンクラブグループ

    他球団から絶賛されるおもてなし

    ———非常に賑やかな球団ということですが、それ以外に何か特徴はありますか?

    鏡味 休みをしっかり取れるのが特徴だと思います。ファンクラブ担当はホーム試合日に出勤するので土日に仕事が入るのですが、必ずその分の休みを同じ月に取れる。月曜日に休み、もう1日をほかの曜日で休むという感じです。他球団の方と話をすると、休みの取りやすさに驚かれることもあります。

    北井 スピード感も特徴だと思います。僕が前職ではたらいていた会社はいわゆる大企業だったので、なにか1つやるにしてもいろいろな人への説明が必要でした。一方、オリックス・バファローズはやりたいと声をあげたらすぐにできる。スピード感があるので、すごくやりがいがありますよ。

    鏡味 他球団の方から「おもてなしの心」を褒めていただくこともあります。オリックス・バファローズのホーム試合で、他球団のファンに向けた「ビジター応援デー」というイベントをときどき開催しているんですね。対戦相手の球団職員が京セラドーム大阪に来てブースを出し、そのチームのファン向けのサービスをするというものです。他球団も同じ企画をやっており、私たちも他球場でブースを出すことがあるのですが、よく他球団の方から「オリックス・バファローズは他球団職員へのおもてなしがすごい」と言っていただけます。お弁当を用意したり、対戦相手のブースの列整理をお手伝いさせていただいていますが、こちらとしては、ドームにビジターチームのファンを呼んでくださっているので、感謝の気持ちを伝えたい。対戦相手のファンも大事にする伝統があり、私たちは歴代の担当者から心構えを受け継いでいます。

    ———球団に入って大変だったことはありますか?

    鏡味 オリックス・バファローズは2021年からパ・リーグを三連覇し、2022年には日本一になりました。そのときにファンクラブ会員数がものすごく伸びたんですね。ただ2024年は5位でシーズンを終え、新規ファンクラブ会員の獲得に苦戦してしまいました。ファンクラブへの関心度はチームの調子の影響を受けやすいので、そこが苦労している点ではあります。成績に左右されないビジネスを築くのが私たちの仕事だと思うので、もっともっと知恵を絞らなければならないと感じています。

    北井 入社してすぐにファンクラブページのリニューアルに携わり、外部業者にシステム開発を発注するというプロジェクトを担当したのはなかなか大変でしたが、先輩と2人で担当して期日に間に合わせられたので大きな達成感がありました。

    全試合を満員にするのが目標

    ———最後に今後の目標を教えてください。

    鏡味 ファンクラブ会員向けグッズの企画を担当しているので、その仕事をより丁寧にやっていきたいと考えています。それがきっと新規会員の獲得につながると思うからです。前職ではイベントを担当していたので、将来的には球団内でイベントの仕事にも挑戦してみたいという気持ちがあります。

    北井 球団として「全試合を満員にする」という究極的な目標を掲げました。そこに向けてファンクラブ、チケット、イベント、グッズといった各グループにおいて前例にとらわれない施策を実行していきたいと考えています。

    鏡味 オリックス・バファローズの人気企画の1つに、女性ファンをターゲットにした「オリ姫デー」があります。ファンクラブ会員はすべての層をターゲットにしているため、これまでファンクラブと「オリ姫デー」はあえて連動させていなかったのですが、今後はそこで新しい取り組みをするのも良いかもしれません。

    北井 僕も全試合で満員を実現するには、そこが鍵になると見ています。「オリ姫デー」を中心とした取り組みもあり、女性の観戦者が多いこともオリックス・バファローズの強みのひとつだと思います。選手たちも協力的な方が多いので、その強みをさらに伸ばしていきたい。

    鏡味 オリックス・バファローズには、ものすごく伸びしろがありますよね。

    北井 あとはファミリー層に注目しています。子どものときにファンになると長く応援してもらえる可能性が高まります。実際、僕がそうでしたから。オリックス・バファローズには上司が「挑戦してこい」と部下を後押しする文化があり、「どんどんやってみよう」という空気感があります。みんなで知恵を出し合い、全試合満員を達成したいです。

     

    (※1)大阪近鉄バファローズ:1949年から2004年(1950年よりパシフィック・リーグに加盟)まで活動した日本のプロ野球球団。現在のオリックス・バファローズの前身球団の1つである。

    (※2)浅田真央(あさだ・まお):1990年9月25日、愛知県出身。2010年バンクーバー五輪のフィギュアスケート競技・女子シングルで銀メダルを獲得。2017年に競技生活を退き、現在はプロスケーターとして活躍している。

     

    interview & text:木崎伸也
    photo:吉森慎之介

    ※人物の所属および掲載内容は取材当時のものです。

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