eスポーツの選手、チームとして『カッコいい存在』に
あぐのむ選手
横浜F・マリノス eスポーツチーム所属
2018年10月、横浜F・マリノスはJリーグクラブとしては初めてeスポーツのプロリーグに参入。その初の所属選手となり、チームのキャプテンを務めているあぐのむ選手に話を聞いた。
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キャプテンとして
ぼくは2018年9月から横浜F・マリノスに在籍しています。『RAGE Shadowverse Pro League』は4対4のチーム戦を基本としていて、ぼくはチームをまとめる役としてキャプテンを務めていますが、キャプテンだからといって特別なことはしていません。試合では4人で話し合いながら、お互いにアドバイスを送りながら臨んでいます。
クラブのサポート
フィジカル・メンタル強化やチームビルディングのために講師を呼んでもらって指導を受けたり、スポンサーである森永製菓のトレーニング施設で、さまざまな競技のアスリートを見ているコーチにフィジカル面の指導をしていただいたりしています。フィジカルについては、eスポーツ選手をどう強化していくか試行錯誤している部分もあり、自分の希望を伝えつつ、コーチにメニューを作ってもらっています。eスポーツは体を大きく動かさないので、まずは健康な身体を作ること、それと長時間の練習に耐えられるよう肩回りの筋肉の強化に取り組んでいます。
練習は1日最低10時間以上
ほぼ毎日、最低10時間以上しています。シャドウバースは情報量がモノを言うゲームで、プレーしていなくても、何かを調べたり、自分の考えをまとめたりしていて、毎日それぐらいは費やしていますね。チームでも毎日数時間、主にオンラインでコミュニケーションを取っています。もともと趣味としてゲームをやってきて、その気持ちは今も変わっていません。空いた時間があれば常にゲームをしています。
目指すのは『カッコいい存在』
抽象的ではありますが、eスポーツの選手、チームとして「カッコいい存在」になりたいです。サッカーや野球の選手には、カッコいいとか、輝いているとか、そういうイメージがあると思うんですけど、eスポーツの選手もそういう存在にしていきたいなと。これはチームとして考えていることでもあり、ぼくたちはその目標に向かって取り組んでいきたいと思っています。
あぐのむ選手は横浜F・マリノスのeスポーツチームでキャプテンを務める[写真]新井賢一
interview & text:dodaSPORTS編集部
photo:新井賢一
※人物の所属および掲載内容は取材当時のものです。










